私には友達がいない[②高校編]

友達とネットで検索すると一番にこう出てきました。

ともだち【友達】

勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人。友人。

ハードル高い…!
タイトルにもあるように、私には友達がいません。
友達を作らないと心に決めているわけではなく、チャンスがあるなら今でもほしいと思っています。
今まで中学・高校・ママ友と大きく3回の友達作りに失敗しているので、それを書いていきます。

中学編はこちら

高校編

中学で「親友」にこだわりすぎたことを反省した私は、1人の友達と深く付き合うのではなく、グループみんなとのつきあいを心がけました。
グループのみんなと広く浅く付き合い、私は″なかよしグループ″の存続に力を入れました。
高校の友達は一生の付き合いになることが多いと見聞きしていたし、実際、ノリが同じで気の合う子が多く、毎日楽しかったです。
高校ではいじめや無視もなく、グループはうまくいっていました。

でも、中学からの友達がいない私は、心の底ではこれで大丈夫かなといつも心配でした。中学の時のように友達を失うのが怖かった。

それも1年生くらいまでで、2年生になる頃にはすっかり心配もなくなりました。
そして3年生。
私の行っていた高校は毎年クラス替えがありました。
クラスが替わればグループもかわります。
1・2年の時は5人くらいのグループだったのですが、3年のクラスでは1・2年のグループが合体して、10人の大人数のグループでした。
毎日わいわいやって、体育祭などの行事はそれなりに盛り上がりました。
好きな子がいたり、フラれたり、彼氏ができたり…今でいうところのリア充ですね。

楽しかったなあ…。(遠い目)

高校在学中は、友達関係の失敗はなかったですね。

 

でも、この話は「私には友達がいない【高校編】」です。
---続きがあります。

 

高校を卒業して。それぞれ進学や就職をしました。
私は自宅から通える短大に進学し、高校の友達とは時々会って遊んでいました。
10人のグループ全員はなかなかそろわなくなってきて、授業や彼氏の兼ね合いでよく遊ぶ子が2人とか3人になってきました。
そして就職した頃には、なみ(仮)とばかり遊んでいました。
なみは20代前半に結婚して子どもを出産し、専業主婦になりました。
小さい子がいたので、なかなか外で遊べませんでしたが、家に呼んでくれて昼ごはんや晩ごはんをふるまってくれました。

なみの作るパスタはおいしかったなあ…。(遠い目)

会うたびにたくさん話して、たくさん笑って、私はなみのことを信頼していたし、一緒にいて楽しかった。
多分、なみも同じだったと思う。(思いたい)

 

ところがあの日を境になみと連絡がとれなくなるのです。

 

30歳前の頃、10人グループのうちの1人が家を建てました。
なみと一緒に新築祝いに行こうと日にちまで決めていたのですが、私が都合が悪くなってしまい、その日に一緒に行くのは流れてしまいました。
家を建てた子に伝えたら、約束していた近い日の別に日でもいいよと言ってくれて、お祝いを早く渡したかったので、1人でその子の家を訪ねました。

その日の夜、なみにメールしました。
「〇〇ちゃんが今日でもいいって言ってくれたから、おうちに行ってきたよ!新築の家よかったよ~!」
当時は携帯のメールでした。
その日、なみから返事がなかったけれど、特に気にとめていませんでした。
それから1ヶ月くらいして、なみに会いたいなーと思ってメールしました。

…メールが戻ってきてしまったのです。

おかしいな?と思って電話をかけたら、「おかけになった電話番号は…」のアナウンス。

なみは携帯を変えたのに私に連絡をしてくれなかったのです。

何かあったのかもと思って他の友達に連絡したら「携帯変えたみたいだよー」とのこと。

その頃なみと私は10年のつきあいで、私はなみのこと一生の友達だと思っていたし、なみもそう思ってくれていると思っていました。
だから、携帯を変えた連絡が何らかの理由で私に届いていないだけだと信じていました。
年賀状に「携帯変えたの?私に連絡来てないよー(>_<)」とメッセージを書いて送ったけれど、なみから年賀状が来ることはありませんでした。
ちなみに翌年も送りました。何らかの理由で去年の年賀状が届いていないかもしれないと思って。(←さすがにこの時はあきらめのほうが大きかったけど)
今思えば、返事のこない年賀状を2年も出すってしつこいよなと笑ってしまいますが、それほど壊れない仲だと思っていたのです。

 

それから今日までなみとは会っていません。

 

あの頃、なみは子育てに追われていました。
私は独身で働いていて、お金も時間もわりと自由でした。
なみは新築の家を建てるのに憧れていて、友達の家に「行きたいけど行きたくないなー(笑)」と言っていました。
私はドタキャンして新築の友達の家に1人で行ったことが原因かなと思っているけれど、もっと前に何かあったのかもしれない。
考えても考えても分かりませんでした。今も分かりません。
ただ、高校から10年続いた一生の友達だと思っていた「私の友達のなみ」はもういません。

 

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今でこそ、こうして書けるようになりましたが、当時の私にとってそれはつらい出来事でした。
何日も泣きました。
共通の友達もいるし、いつか会うかもと思ったけれど、10年以上たった今も会ってないです。
そういうものなのかもと妙に納得している自分もいます。
結局、はっきりとした理由は分かりません。でも、共通の友達から聞こうとはしませんでした。聞かなかったというより、聞けなかった。

中学の時のように形から入った「親友」ではなく、作り上げた「親友」だと思っていたので、おばあちゃんになってもこれが続くと信じていました。信じていたんだけどなー!あー!(←思い出すと大きな声を出したくなる)

 

ということで友達作りは難しいです…。
次回、「私には友達がいない【ママ友編】」でお会いしましょう!