私には友達がいない[①中学編]

201803友達とネットで検索すると一番にこう出てきました。

ともだち【友達】2018/03/1220

勤務、学校あるいは志などを共にしていて、同等の相手として交わっている人。友人。

ハードル高い…!
タイトルにもあるように、私には友達がいません。
友達を作らないと心に決めているわけではなく、チャンスがあるなら今でもほしいと思っています。
今まで中学・高校・ママ友と大きく3回の友達作りに失敗しているので、それを書いていきます。

中学編

まずは中学の時の友達です。
私の通っていた中学は3つの小学校が集まります。
私はその中で一番田舎の小学校出身で、別の小学校出身の子をかなり大人に感じていました。(同じ年なのになかなか話しかけられなかった…!)
別の小学校出身の子の中でもひときわ目立っていたハーフのような顔立ちのアキちゃん(仮)。違うクラスだった私は見かけるたびに「かわいい…!」とうっとりしていました。
その時は友達になりたいなんて大それたことは思っていませんでした。

そんなアキちゃんと私は偶然、同じ部活に入りました。
同じ部活になると一緒に過ごす時間が長いので、ある程度は仲良くなれるもので、私はアキちゃんとだんだん仲良くなりました。
その当時流行っていた交換日記をするほどの仲になり、ノートの中に「サンちゃんとは『親友』だよね」という単語があり、うれしくてうれしくてニヤニヤしながら読んだのを思い出します。
一緒に服を買いに行ったり、好きな男の子の話をしたり、私はかわいいアキちゃんの隣にいるだけでうれしかった。自慢だった。
交換日記のノートの中の『親友』って単語は永遠の友達を約束されたと錯覚していました。

 

 

-----でも、『親友』は終わってしまうのです。

 

 

当時、”順番無視”というのが流行りました。
流行りというとゲームのようですが、ターゲットが選ばれて1人ずつ順番に無視していくといういじめギリギリのやつです。
だいたい1ヶ月くらいで次のターゲットになります。
誰か主犯格がいたわけではなく(いたかもしれないけれど私には分からなかった)、なんとなく今度はあの子だなあと分かるので、ターゲットになっている子にはなんとなく話しかけにくかった。

私も犯人であり、被害者でもありました。

そう、私にも回ってきたのです。ターゲットが。
それはもう絶望でした。
中学生の私の人間関係は学校の中がすべてでした。
すべての人間関係が絶たれてしまったのです。
話してもらえない日がはじまりました。
でも、私から誰かに話しかけたりせず、長引かないようになるべくおとなしくしていました。(ここで男子と話そうものならどんな陰口たたかれるか…!)
でも、何人かは挨拶をしてくれて、救われました。
そんな中でもアキちゃんは話してくれると信じていました。だって私たち『親友』だし。

朝、アキちゃんに会いました。
「アキちゃん、おはよう」と小さめの声で言いました。
アキちゃんはちらっと私を見ました。

 

私と目が合ったアキちゃんは目をそらしました。

 

ハンマーでたたかれたようなゴーンという音が聞こえてきてました。
頭がかなづちで叩かれているようなガンガンガンガンが鳴りやまず、胃をにぎりつぶされたような痛みを感じました。

無視されていることを親に話すこともできず、お風呂でしか泣けませんでした。

 

消えてなくなりたかった。

 

その後、私も例にもれず1ヶ月ほどで無視がなくなり、今度誰かがターゲットになったら挨拶はしよう、できる限りは話もしよう。と心に決めていました。
でもその頃にはターゲット経験者も増え、自然と順番無視はなくなっていきました。
その後、アキちゃんとは表面上は前のように話をしていたけれど、交換日記は途絶えてしまい、部活を引退して、卒業して連絡をとることはなくなりました。

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私がアキちゃんと逆の立場だったら私もアキちゃんに話をできなかったと思います。
もちろん、学校にはほかの友達もいたけれど、『親友』は1人にしなくては…というこだわりがありました。
という感じで今も連絡を取り合える中学時代の友達はいません。
いろいろな子と仲良くすればよかったのか?というと女友達はそれもうまくいかないので、高校に進んだ私はまだまだ悩むことになるのです。

 

[高校編へつづく]