[読書感想文_2018年_課題図書一覧]おすすめの本はこれ![宿題を手伝う親目線でざっくりあらすじと書き方]

小学生の夏休みの宿題で読書感想文があります。
本を読んで、その感想を文章にして原稿用紙に書くという、学習を進んでやる子でも結構難しい宿題です。
子どもが1年生になった時にもらった夏休みの宿題一覧表に『作文』と『読書感想文』があり驚愕しました。(もっと高学年が書くと思っていたので)
1年生なんて入学してから夏休みまでにひらがなの書き方しか習わないのに、文章を作れなんてムチャぶりすぎるでしょ!
夏休み前の懇談会で「今、ひらがな書く練習中なのに作文や感想文なんてうちの子にはできそうもないんですけど…」というと、先生は「親御さんにはね、ご苦労をかけると思うのですが、ぜひ協力をしてあげてくださいね(にっこり)」というのです!!
そうなんです、協力=親が書かないといけないのです。なんてこったい!です。
読書感想文には課題図書があります。
今年の課題図書を各カテゴリーで何冊か読んだので(全部ではない)、親が書くのに書きやすいかどうかという視点で紹介します。

小学校低学年

小学校低学年は絵本の延長のような本で絵が多く、文字が少ないです。
本は読みやすいですが、そこから話をどうふくらませるかが難しいところです。
私の子どもの学校では、原稿用紙1枚半以上2枚以下という指定がありました。
何度も言いますけど、ひらがなの書き方しか習わないのに、文章を作れなんてムチャぶりすぎるでしょ!
親がお手本を書いて子どもが原稿用紙に写していくというのが結局、一番時間がかからないと思います。

ルラルさんのだいくしごと (ポプラ社)


ルラルさんは趣味の大工仕事の一環で屋根を直します。
直している途中ではしごがはずれてしまい、仲間の動物たちに はしごをとってくれと頼みます。
すると、動物たちははしごをつかって汽車ごっこをしてどこかに行ってしまう(そして夕方に戻ってくる)という、大人の私が読むと「おいおいそりゃないでしょ!」というつっこみどころ満載なお話です。
「動物の頭の中どうなってるの、お花畑じゃん(笑)」と書くわけにはいかないので、大工の仕事に興味があるとか 遊びに行ってしまった友達を待つ気持ちといった点で掘り下げられそうなら書いていけると思います。

がっこうだってどきどきしてる  (WAVE出版)


 こちらは「がっこう」が気持ちを持っているという話です。
「きらい」と言われたら悲しいし「すき」と言われるとうれしいという感じの話です。(ざっくりすぎですが、ほんとこんな感じです)
がっこうに関するエピソードは小学生なら何かあると思うので、そこを絡めてふくらますといいです。
がっこうというキーワードからは書きやすいです。

こちらも課題図書です。

 

 

小学校中学年

レイナが島にやってきた! (理論社)


島の複式学級でのお話です。
転校してくるレイナは里子で、レイナの今の生活や学校でのふるまいで話が進んでいきます。
私のぶっちゃけた感想は「重い!重い!おーもーいー!」です。
里子のレイナの気持ちはつかみどころがなくて、大人の私でも推し量れない!
感想文は優愛の立場でレイナはどう思ったかを書くか、里子や複式学級を掘り下げて書くのがいいですかね。

最後のオオカミ  (文研出版)


読書感想文を簡単に早く書きたい人におすすめです。
なぜなら、出てくる人がカタカナの名前ばかりで、その名前が結構長い!
内容は自分のルーツを知るという話でした。
真面目に考えると戦争や友達や家族について掘り下げるんだろうなと思います。
私だったらひたすらカタカナの名前の部分をつなげて書きますね。

こちらも課題図書です。

 

小学校高学年

奮闘するたすく (講談社)


介護のお話です。
お話の中で結末はなく、読後も続いていくような終わりです。
介護の関係で掘り下げられることがあれば、感想そっちのけで書いてもいいですね。
私は家庭でのお涙ちょうだい話を学校の課題で書くのは好きではないので、私だったら自分自身の今後の人生や介護に対する客観的な感想を書きます。
高学年になるとお話が長く、登場人物も多く、切り取れるエピソードはいくつかあるので、書きやすいと思います!

こんぴら狗 (くもんの児童文学

飼い主のために金毘羅(こんぴら)に代参する江戸時代の「こんぴら狗」の旅記です。
私は歴史に興味がなく、さらに旅行にもあまり興味がありません。
この本の大事な2本の柱に興味がない私には読むのが大変でした。
ただ、読書感想文を書くという視点では、書きやすい本です。
「こんぴら狗」の説明を詳しく書けば行数が稼げます。
旅先で何組かの人に出会います。その中の1組を深めに掘り下げれば、本を全部読む必要もないです。
章がしっかりと分かれているので、気になる章だけ読んでも感想文は書けそうです。

こちらも課題図書です。

  

2018年読書感想文課題図書サンイチのおすすめ

親が手伝いしやすいという視点です。
本のおもしろさではありません。

低学年

がっこうだってどきどきしてる 

 

中学年

最後のオオカミ

 

高学年

奮闘するたすく こんぴら狗

 

 

2015年の課題図書で感想文が作れる質問を考えました。


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