夏休みの宿題/読書感想文[パオズになったおひなさま(2015年度課題図書)]の書き方

 こんな方におすすめします!

・子どもの読書感想文を手伝わなければいけない…

・でも、イチから本を読むのもちょっとなあ…

・少しだったら手伝いたいけど…

・クラスの代表に選ばれない程度のそこそこの宿題を提出したい

・読書感想文は課題図書でなくてもいい

あらすじ(見返しより)

「うちではどうして、ひな祭りに肉まんを食べるの?」

「肉まんじゃないんだよ。パオズ。中国で肉まんをそういうの」

と、おばあちゃんは語りはじめました

それは、今から70年ほど前におばあちゃんが中国の大連という町に住んでいたときの、想像もできないような話でした

登場人物

現在

・愛花(小学生の女の子)

・愛花のおばあちゃん

70年前

・よっちゃん(愛花のおばあちゃん)

・リンちゃん

導入部分とポイント

愛花の家ではひなまつりに肉まん(パオズ)を食べます。

それを学校で話したところ、先生から「なぜひなまつりに肉まんを食べるのかおばあちゃんに聞いてみてください」と言われました。愛花がおばあちゃんに聞くとおばあちゃんが70年前の自分の話をしてくれたのです。

読書感想文が書きやすい質問

  • 「パオズ」って何だと思う?
  • おひなさまが「パオズ」になってしまうとはどういうことだと思う?
  • 70年前は中国に日本人が多く住む地域があったんだって。知ってた?
  • そこで、よっちゃんがなくしたまりをリンちゃんが見つけてくれて2人は仲良くなりました。よっちゃんとリンちゃんはおたがいの国のおまつりについて教えあいました。リンちゃんは中国のお正月でよっちゃんは日本のおひなさまでした。中国ではおめでたい時は赤色を使うそうです。知ってた?
  • よっちゃんとリンちゃんは日本人と中国人だけど、なかよしになれました。でも、大人は戦争でなかよくなれず、よっちゃんのお父さんはスパイだと思われて警察に捕まってしまいました。どう思う?
  • その後、よっちゃんとリンちゃんも戦争が原因で離れ離れになってしまいました。どう思う?
  • よっちゃんは中国でくらしていけなくなり日本に帰るときに、大切にしていたひな人形をリンちゃんに持っていてほしいと渡しました。どう思う?
  • よっちゃんが帰る当日、リンちゃんはひな人形のお礼にパオズを持って見送りに来てくれました。どう思う?→リンちゃんもよっちゃんのことが大事なんだと思う。
  • そしてよっちゃんは70年たった今でもリンちゃんとの思い出が心の中にあるそうです。どう思う?
  • 「パオズになったおひなさま」はどういうことだと思う?
    ※パオズは中国の肉まんのことです。

質問の答えを並べて感想文にする

読書感想文は、その本を読んでいない人でも分かるように書くと読みやすくまとまります。
ただし、内容を書いていくだけでは“感想文”ではなく、“要約”になってしまいます。
お話の中で、気になったこと・何か感じた部分を紹介し、自分はどう思ったかという順に書いていくと文章がまとまります。
先ほどの質問に答えながら質問と答えをつなげていくと読書感想文が完成しますよ!

実際に質問に答えて書いてみた例文はこちら